報道・広報

幼児用バスにもシートベルトの装備が進みます!
~幼児に適したシートベルトのガイドラインをとりまとめました~

令和6年3月19日

幼児用バスのシートベルトについては、交通事故件数が比較的少ないことや、幼児のシートベルトの脱着に時間がかかることなどから、その開発・実用化が進んでいない状況です。このため、国土交通省では有識者会議の議論を踏まえ、幼児用座席に適したシートベルトの要件をまとめたガイドラインを策定しました。これにより各自動車メーカー等による幼児用のシートベルトの開発・実用化が進められ、安全性がさらに向上することが期待されます。







1.概要
  • 幼児用バスについては、2013年(平成25年)3月に「幼児専用車の車両安全性向上のためのガイドライン」をとりまとめ、座席後面への緩衝材の追加及び座席高さの変更が促進されてきました。この2013年のガイドラインにおいて、シートベルトについては、「幼児用座席に適した座席ベルトを開発し、適切な幼児用座席ベルトの装備を望む使用者が、新車購入時に選択できるようになることを目指す」こととされていました。
  • 昨日開催されました車両安全対策検討会(座長:稲垣敏之 筑波大学学長特別補佐・特命教授)において、これまで議論されてきた「幼児専用車の幼児用座席に適した座席ベルトに関するガイドライン」がまとめられました。
  • 今後、国土交通省では同ガイドラインに基づき、自動車メーカー及び自動車部品メーカーに、幼児専用車の幼児用座席に適したシートベルトをできるだけ速やかに(2026年度(令和8年度)中を目途に)市場投入するよう要請することとしています。
  • これらを通じて、今後、幼児用バスにもシートベルトの装備が進み、更なる安全性向上が期待されます。
 
2.ガイドライン
(主な要件)※別紙1参照
 ・扱いやすい2点式の巻取り装置付
 ・一般的なシートベルトより小さいサイズと操作力
 ・取付部の強度は一般的なシートベルトと同様
 ・シートバックの対策も合わせて運用

(詳細)
 別紙2:幼児用専用車の幼児用座席に適した座席ベルトに関するガイドライン(本文)

お問い合わせ先

国土交通省物流・自動車局車両基準・国際課 山村、森
TEL:03-5253-8111 (内線42525) 直通 03-5253-8602

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