令和6年3月29日

東南アジア等からのトランシップ貨物の集貨による国際基幹航路の維持・拡大に向けて、国土交通省・横浜川崎国際港湾株式会社・阪神国際港湾株式会社が連携し、国際コンテナ戦略港湾（京浜港、阪神港）における国際トランシップ貨物の積替輸送を公募により実施します。

　新型コロナの影響による世界的な国際海上コンテナ物流の混乱下では、海外港湾での貨物の滞留等により、海外港湾を経由した積替輸送のリードタイムが大幅に増加するなど、我が国輸出企業のサプライチェーンに影響を及ぼす事態が発生しました。
　この経験等も踏まえ、我が国産業のサプライチェーンを強靭化するため、国際コンテナ戦略港湾において、国際基幹航路とこれに接続するフィーダー航路^※1の円滑な積替機能を確保するとともに、東南アジア等からのトランシップ貨物^※2を国際コンテナ戦略港湾に集貨することにより、日本発着の国際基幹航路の維持・拡大に取り組むこととしています。
　今般、令和5年度に実施した国際コンテナ戦略港湾における積替実証輸送の結果も踏まえ、アジア集貨の本格展開を進めるため、実施期間の拡大や対象事業者の見直しを行った上で、積替輸送を行う荷主企業等を公募します。
　　※1　フィーダー航路：国際基幹航路に接続する支線の役割を担う外航・内航航路
　　※2　トランシップ貨物：途中港で積み替えられる貨物